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親子ローンとは?同居しない場合・親が亡くなった場合はどうなるの?

親子ローンのアイキャッチ

住宅ローンの返済負担を少しでも減らしたい人におすすめなのが、親子で一緒に住宅ローンを借入できる親子ローンです。しかし、具体的にどのような仕組みで借入ができるのかわからないとお悩みの人もいるでしょう。

そこでこの記事では、親子ローンの概要や利用するメリット・デメリットについて解説します。また、親子ローンを利用する際のトラブルとその解決方法も紹介しているので、自分に必要なローンの組み方なのかをチェックしてみてください。

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親子ローンとは

親子ローンとは、住宅ローンを組む際のひとつの選択肢です。名前のとおり親子でローンを組む方法であり、以下に示す2種類の方法があります。

  • 親子ペアローン
  • 親子リレーローン

例えば、親子ローンは「4,000万円の家を購入したいけれど、3,000万円までしか借り入れができそうにない」など、家を購入する費用を単独での住宅ローンだけではまかなえない場合に利用するのが一般的です。両親もしくは子供と協力することにより、単独よりも多くの費用を借入できることから、年収に基づく借入額よりも高い家を購入したい場合などに役立ちます。

なお、参考として以下に、東京・神奈川の一部エリアにおける物件価格の目安を整理しました。気になる広さの家を、今の年収および単独での住宅ローンで購入できそうなのかチェックしてみてください。

エリア間取りの目安物件価格の目安諸費用を含む価格の目安
(+5~10%)
全国1LDK2,000万円2,100~2,200万円
2LDK3,000万円3,150~3,300万円
3LDK3,200万円3,360~3,520万円
4LDK3,800万円3,990~4,180万円
神奈川県相模原市1LDK3,000万円3,150~3,300万円
2LDK3,200万円3,360~3,520万円
3LDK3,800万円3,990~4,180万円
4LDK4,000万円4,200~4,400万円
東京都八王子市1LDK2,500万円2,625~2,750万円
2LDK3,700万円3,885~4,070万円
3LDK3,300万円3,465~3,630万円
4LDK3,500万円3,675~3,850万円
神奈川県横浜市1LDK4,200万円4,410~4,620万円
2LDK4,600万円4,830~5,060万円
3LDK4,700万円4,935~5,170万円
4LDK5,000万円5,250~5,500万円
東京都町田市1LDK3,500万円3,675~3,850万円
2LDK4,200万円4,410~4,620万円
3LDK4,200万円4,410~4,620万円
4LDK4,500万円4,725~4,950万円

親子ペアローンと親子リレーローンの違い

親子ローンとして利用できる「親子ペアローン」「親子リレーローン」はそれぞれ、借り入れに関する条件が異なります。参考として、以下に2つのローンの違いを整理しました。

親子ペアローン親子リレーローン
仕組み親子でともに住宅ローンを組み、同時に返済を進める親子でともに住宅ローンを組み、親子で返済を引き継ぐ(最初は親、その後に子)
ローンの契約数2本1本
団体信用生命保険の加入親子で団体信用生命保険を契約する最初は親その後に子というように返済に対応する一方が団体信用生命保険を契約する
親と子の関係親子がともに連帯保証人となる子供が連帯債務者となる
住宅ローンの適用親子ともに適用可能親子ともに適用可能

どちらのローンも親と子で協力するという点については同じですが、具体的な仕組みなどが異なります。そのなかでも、大きな違いはローンの契約数です。

まず親子ペアローンは、親と子で別々に支払う安心感がある一方で2本の住宅ローンを契約します。それぞれが団体信用生命保険に加入しなければならないため、手数料が高くなりやすい点に注意してください。

対して親子リレーローンは、1本の契約であるため手数料を抑えやすいのですが、親が早期に亡くなった場合に、子が残債をすべて返済しなければならなくなることがあります。親子ローンの利用を検討する際には、どちらの方法が自分たちに合っているのかを話し合っておきましょう。

親子ペアローンと親子リレーローンはどちらがおすすめ?

似たような仕組みをもつ「親子ペアローン」「親子リレーローン」のどちらを利用すべきかお悩みの人も多いでしょう。参考として、それぞれの借入方法がおすすめな人の特徴をまとめました。

【親子ペアローンがおすすめの人】

  • 高額な住宅ローンを借入したい
  • 親が高齢を理由に住宅ローンを申し込めない
  • 子が若く低収入である
  • 親子ともに団体信用生命保険に加入したい

【親子リレーローンがおすすめの人】

  • 将来親と一緒に住む予定がある
  • 親が高齢を理由に住宅ローンを申し込めない
  • 子が若く低収入である
  • 借入限度額を決める返済負担率を満たせずローンを借入できない

それぞれおすすめの条件が少しずつ異なります。まずは、家族でどちらの方法を利用すべきか検討してみてはいかがでしょうか。

親子ローンと夫婦ローンの違い

親子ローンと似た住宅ローンの借入方法のひとつに、夫婦ローンがあります。

夫婦ローンとは、夫婦の収入を合算して住宅ローンを借入するという仕組みです。以下に示す2つの借入方法が用意されており、親子ローンと非常に似た仕組みで住宅ローンを返済できます。

親子ローン夫婦ローン
収入を合算して1本の住宅ローンを借入する親子リレーローン収入合算
夫婦別々で合計2本の住宅ローンを借入する親子ペアローンペアローン

なお、夫婦ローンを提供している金融機関によっては、入籍済みであることが条件に定めてある場合もあるようです。もし、個人の借入額だけだと家を購入できないとお悩みのときは、親子なら親子ローン、夫婦なら夫婦ローンを利用するとよいでしょう。

親子ローンを利用するメリット

住宅ローンの借り入れ方法にはいくつもの種類がありますが、そのなかでも親子ローンを利用するメリットを紹介します。自分たち親子に向いている借入の方法なのかをチェックしてみてください。

【メリット1】住宅ローンの借入額を増やしやすい

親子ローンのなかでも親子ペアローンは、住宅ローンの借入額を増やしやすいというメリットがあります。

まず、住宅ローンの借入限度額は一般的に年収×7倍程度だと言われており、年収400万の人の場合には2,800万円までの借り入れ対応が可能です。しかし、購入したい家の価格が4,000万円かかる場合には、住宅ローンだけでは対応できません。さらには自己資金を準備しても金額が不足するケースもあるでしょう。

対して親子ペアローンを利用すれば、親と子の収入を合算して住宅ローンの借り入れが可能です。参考として親の年齢にもよりますが、親が年収300万円、子が年収400万円の場合における最大の借入限度額を計算しました。

  • 年収300万円×7倍=2,100万円
  • 年収400万円×7倍=2,800万円

以上より、借入額を合算すると最大で4,900万円分の住宅ローンに対応できます。ひとりだと手が届かない物件を親子の力で購入できるようになるのが、親子ローンの魅力です。

【メリット2】親子で住宅ローン控除を利用できる

親子ローンを組めば、単独で住宅ローンを組むよりも住宅ローン控除の効果を得やすくなる場合があるとご存じでしょうか。

まず、令和6~7年に長期優良住宅・低炭素住宅の家を購入する場合の最大控除額は、年間31.4万円です。このときに単独で住宅ローンを組む場合と、親子で住宅ローンを組む場合の控除額の差を以下にまとめました。

単独ローン親子ペアローン
借入金額5,000万円親2,000万円
子3,000万円
返済期間35年35年
金利0.5%0.5%
初年度の控除額31.4万円
(本来は34.08万円だが上限の関係で控除額が減る)
親13.63万円
子20.45万円
合計34.08万円
13年間の控除額364.55万円親147.93万円
子221.89万円
合計369.82万円
単独ローン5,000万円の詳細

5000万円借入時の単独ローン

親子ローン2,000万円の詳細
2000万円借入時の親子ローン

親子ローン3,000万円の詳細
3000万円借入時の親子ローン

上表の場合、13年間の合計で控除額に5万円程度の差が出ます。ただしこの差が生まれるのは、借入額が高い場合限定です。上表より借入額が少ない場合には、単独ローン・親子ローンともに、大きな控除額の差が出にくくなる点に注意してください。

【メリット3】親が高齢でも住宅ローンに申し込みできる

親子ローンを活用すれば、親が高齢だとしてもローンを借入しやすいのがメリットです。

まず住宅ローンを組む場合には、年齢上限は満80歳と設定されている金融機関が多く、親単独で住宅ローンを組みたいときの年齢が60歳である場合には、20年しか住宅ローンを組めません。対して親子ローンは、親と子が協力して返済するため、次のように親が高齢でも無理なく返済に対応できます。

  • 親子ペアローンの場合:親・子がそれぞれ住宅ローンを契約し、同時期に返済するため、親の返済期間を短くしやすい
  • 親子リレーローンの場合:親は年齢上限を迎えるまで返済し、残りを子が返済するというように、親の返済期間を短くしやすい

例えば、単独だと35年かかる返済を親子リレーローンなら「親15年・子20年」「親10年・子25年」というように、分けられるのが魅力です。高齢な親がいる場合でも住宅ローンを組みやすいので「親が高齢だから…」と諦めずに済みます。ただし申請時の親の年齢が70歳以上ですと審査に通らないケースもあるため、金融機関に事前確認をしましょう。

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住宅ローンの相談室

住宅ローンの相談室では「年収が低い」「審査に落ちたことがある」「別のローンが残っている」など、住宅ローンを借りられるか不安をお持ちの方に、最適な住宅ローンの借り方をプランニングいたします。専門のコンサルタントが相談やシミュレーションの作成に対応するため、まずは無料相談を予約してみてください。

親子ローンを利用するデメリット

住宅ローンの借り入れ額を増やしやすいというメリットをもつ親子ローンですが、いくつか注意すべきデメリットがあります。安全に親子ローンを利用するために、デメリットにも目をとおしておきましょう。

【デメリット1】他のローンとの併用が難しい

親子ローンを組むと、貸金業法で定められている「返済比率」の割合が埋まり、他のローンと併用しづらくなる点に注意してください。

例えば住宅ローンとは別に、自動車ローンといったローンを組む際には、年間の返済比率を30%前後(年収400万円の人は年間120万円程度)に抑えなければなりません。

もし住宅ローンの借り入れだけで返済比率ギリギリになった場合、貸金業法の規定により、他のローンを組めなくなります。親もしくは子のどちらかに別のローンを組む予定があるのなら、親子ローンの契約する前に、別のローンを併用できる返済比率なのかをチェックしておきましょう。

【デメリット2】うまく調整をしないとみなし贈与になる

親子ローンを利用する際に、親と子の住宅の持ち分割合を間違えてしまうと、みなし贈与として贈与税を支払う必要が出るかもしれません。

【みなし贈与とは】

みなし贈与とは、お互いの了承があるなかで贈与を受ける「本来の贈与」とは違い、双方の合意がない状況でも、実質的に贈与を受けたことと同じように経済的利益があった場合において、贈与されたとみなされる行為のことです。

例えば、親と子の返済負担が7:3だったのにもかかわらず、持ち分の割合を5:5として登記すると、親が一部の権利を贈与したとみなされることがあります。

返済負担率が7:3なら持ち分割合も7:3というように、同じ割合にしなければ、税務署からみなし贈与と判定され、予想外な出費がかかる恐れもあるので十分に注意してください。

【デメリット3】名義変更といった手続きが難しい

原則として、住宅ローンは返済期間中の名義変更ができないと決められています。ただし、次のような例外的な条件であれば、名義変更が可能です。

  • 親子リレーローンを利用している
  • ローン契約者である親の収入が減少した

ただし、名義変更をする子の収入が安定していなければ手続きを認められないことに注意が必要です。また、返済の途中で名義変更をすると、予定されていた返済額を親の代わりに子が返済をするようになることから、名義変更がトリガーとなり、みなし贈与の対象になることにも注意しなければなりません。

書類上の手続きもややこしく、財産のやり取りなど親族間でのトラブルにつながるケースもあるため、可能であれば住宅ローンの完済後に名義変更をしましょう。

【デメリット4】支払い中の人物に万が一の事態が起きるともう一方の負担が増える

親子ペアローンは、親と子がそれぞれ団体信用生命保険に加入することから、どちらか一方に万が一のことが起きても、残債が生命保険から支払われます。

【団体信用生命保険とは】

信用保証協会からの債務保証を伴って融資を受けた債務者が、その債務を全額返済しないうちに死亡もしくは所定の高度障害といった不測の事態に陥られた場合に一般社団法人全国信用保証協会連合会が生命保険会社から受取る保険金をもとに、金融機関に対する債務を弁済することにより、事業の維持安定とともに、ご家族の安心を図ることを目的とした制度です。

引用:全国信用保証協会連合会「団体信用生命保険」

一方で、注意しなければならないのが親子リレーローンを組むときです。親子リレーローンは、親・子のどちらか一方が団体信用生命保険に加入するルールであることから、保険に加入していない一方にもしものことがあれば、その残債が残された家族にのしかかります。

特に親子リレーローンは、もしもの場合に片方の返済負担が増すリスクがあるため、親と子の返済比率を考えて借入することが重要です。

親子ローンの後悔につながるトラブルと回避方法

親子ローンを利用する際に注意しておきたいポイントを、トラブル例としてまとめました。実際に起こりうる問題、そしてその回避方法を挙げているので、スムーズに親子ローンを完済するためにも、各ポイントをチェックしてみてください。

【トラブル1】財産分与の取り分で揉めた

親が亡くなると、持分だった建物の一部を扶養者や子に相続するのが一般的です。

しかし、親子ローンとして子も費用の一部を支払っている場合には、建物の一部だけを現金化するといった対策が取れません。その結果、身内で財産分与をどうすべきかトラブルに発展する場合があると覚えておきましょう。

場合によっては「今住んでいる家をまとめて売るべきだ」「家族ローンを組んでいる自分がもらう」というように、意見がまとまらないケースもあります。

上記のようなトラブルを発生させないためにも、親子ローンを組むときは事前に家族内で話し合いをすることを推奨します。将来起こりうる財産分与の話を決めておけば、もしもの場合にも揉めることなく手続きを進められるでしょう。

【トラブル2】片方のトラブルでローン返済の負担が増えた

親子ローンを利用したのはよいものの、返済の途中で「片方が安定した収入を得られなくなった(会社をクビになった)」「片方が亡くなってしまい返済できなくなった」と、もう片方にローン返済の負担が覆いかぶさることがある点に注意してください。

上記のうち片方が亡くなったことに対し、親子でそれぞれ団体信用生命保険に加入する親子ペアローンを利用していれば、残債を生命保険で対応できます。一方で、親子リレーローンは、加入対象者が1人であるため、加入していない一方が亡くなると、ローンの残債をもう1人が支払わなければなりません。

よって親子ローンを利用する際には、どちらか片方にもしものことが起きる可能性もあると理解したうえで、無理のない返済計画を立てるか、もしもの事態に陥っても返済できる金額の物件を選ぶことをおすすめします。

親子ローンについてよくある質問

親子ローンについて、よくある質問をまとめました。

親子ローンは同居しなくても借入できるの?

親子ローンは、基本的に親と子が同居している、もしくは同居する予定であることを前提に提供されている住宅ローンの借入方法です。なおフラット35など、親と子が別居していても借り入れができる金融機関も見つかるため、ケースバイケースである点に注意してください。

親子ローンを利用中に親が亡くなるとどうなるの?

まず親子ペアローンを利用する場合には、親・子がそれぞれ団体信用生命保険に加入していることから、亡くなった片方の残債は生命保険から補填してもらえます。一方で親子リレーローンは、親と子のどちらか片方が団体信用生命保険に加入するのが一般的です。ただし、保険に加入していない方が亡くなった際には、残債をもう一方が支払い続けるという点に注意してください。

親子ローンの利用にお悩みの人は住宅ローンの相談室にご相談ください

「単独での住宅ローンの借り入れでは家を購入できない」という際に役立つ親子ローンですが、借入額を増やせるというメリット、そして返済に関するデメリットがあります。また、返済等のトラブルを起こさないためには、それ相応の準備をしておかなければなりません。

もし本記事を読んで、自分で親子ローンを利用すべきか選べない、ペアローン・リレーローンのどちらを利用すべきか判断できないとお悩みなら、まずは「住宅ローンの相談室」に不安をお聞かせください。町田・相模原・八王子エリアの住宅ローン相談に対応しているため、ぜひ無料相談を予約してみてください。

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