【2025年】住宅ローン月々10万円はきつい?手取り別・年収別の返済目安と対策を徹底解説 - 住宅ローンの相談室
相談無料!お問い合わせはお気軽に0120-705-054
LINEお問い合わせ 住宅ローン無料相談
コラム
  1. HOME
  2. コラム
  3. 【2025年】住宅ローン月々10万円はきつい?手取り別・年収別の返済目安と対策を徹底解説

【2025年】住宅ローン月々10万円はきつい?手取り別・年収別の返済目安と対策を徹底解説

住宅ローン 月々 10万円

「住宅ローンの返済額が月々10万円」と聞くと、現実的な金額のように思えるかもしれません。しかし実際には、「生活がカツカツ」「貯金ができない」「きつい」という声も多く、インターネット上では、返済に関する相談が相次いでいます。

【1世帯の平均収入・支出】
統計局が公開している「家計調査報告」によると、2025年3月時点での全国平均の収入は、1世帯当たり約52万円、支出は約34万円(家賃なども含む)であることがわかっています。
(参考:総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)2025年(令和7年)3月分 (2025年5月9日公表)」

そのようななか、実際に月10万円の住宅ローンを35年間払い続けると、総支払額は4,000万円以上にものぼるケースも少なくありません。

そこでこの記事では、年間相談件数700件以上の実績をもつ「住宅ローンの相談室」が、住宅ローン月々10万円が自分にとって、無理のない返済なのかを判断するための情報をわかりやすく解説していきます。

2025年の最新動向や一次情報を交えたリアルな情報を紹介しているので、これからマイホームの購入を検討する方や、すでにローン返済中で不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

\住宅ローンの利用が不安なら「住宅ローンの相談室」に相談しよう/

住宅ローンの相談室

住宅ローンの相談室では「年収が低い」「審査に落ちたことがある」「返済が苦しいって本当?」など、住宅ローンの不安をお持ちの方に、最適な住宅ローンの借り方をプランニングいたします。専門のコンサルタントが相談やシミュレーションの作成に対応するため、まずは無料相談を予約してみてください。

住宅ローン月々10万円は本当に「きつい」のか?

結論として、月々10万円の住宅ローン返済額がきついと感じるかは、手取りや家族構成、支出状況によって大きく異なります。

ただインターネット上では『住宅ローン 月々10万 きつい』『知恵袋 月10万円 苦しい』といった検索が増えており、無理な返済が生活に影響を与えているケースも少なくないようです。

そこでまずは、実際に投稿されている口コミや知恵袋の情報をもとに、なぜ月10万円のローンが「きつい」と感じられるのか、その理由を深掘りしていきます。

知恵袋・SNSなどで「きつい」と言われる理由

まずYahoo!知恵袋に掲載されている質問を追っていくと「今の年収に対して月々10万円の返済が妥当なのか」を気にしている方が多い傾向です。

【質問】
夫の年収400万で月々10万の住宅ローン
共働きなので世帯年収は800万にはなります。
夫婦で家のローンは半分ずつ出し合う予定です。
厳しそうですか?

【回答】
子ども無しなら大丈夫。
子どもがいたらカツカツ。
妻が妊娠して働けなくなったら速攻ヤバいですね。
妻が働けなくなってもローンは妻にも半分負担させるんでしょうか?
夫の収入だけだと月の手取りが25万あるかないかです。
引用:Yahoo!知恵袋より

回答者のなかには、実際に住宅ローンを組んでいる人も多く、リアルな回答などが多く寄せられています。

またSNSでも、次のような投稿が見つかります。

月々の返済が10万円までなら何とかなりそうだが、それ以上だと厳しいといった意見も投稿されています。

上記からわかるように、住宅ローンの返済額が月々10万円は、人によってきついのか、きつくないのかが変化するラインになると考えられます。

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
全国賃貸管理ビジネス協会が公開している「全国家賃動向一覧(2025年4月時点)」によると、一般的な賃貸物件の平均家賃は最大でも8万円程度です。

月々10万円はそのさらに上をいくことから、多くの相談者様が返済に不安を感じられています。

\住宅ローンの相談室では返済シミュレーションを無料で実施/

きついという話を聞き、住宅ローンに不安を感じた方はこちらもチェック

返済・生活費とのバランスをチェックする指標は「返済負担率」

月々10万円の住宅ローン返済が“きつい”かどうかは「返済負担率」を目安にするのがおすすめです。

【返済負担率とは?】
返済負担率とは、住宅ローンを含むすべての借入返済額の合計が、年収に対してどの程度の割合になるかを示す指標です。返済負担率が高すぎると、生活費や貯金、教育費などほかの支出が圧迫されて、将来のリスクに対応できなくなる可能性があります。

たとえば、住宅金融支援機構が実施した「住宅ローン利用者の実態調査(2024年4月)」によると、返済負担率を最大20%に設定している人が多いことがわかっています。

返済負担率利用者の割合
【1位】15~20%26.6%
【2位】10~15%19.5%
【3位】20~25%19.4%
出典:住宅金融支援機構「住宅ローン利用者の実態調査(2024年4月)」

※年収400万円で返済負担率20%とすると、年間80万円(月々6.7万円)の返済となります。

なお、国土交通省が公開している「住宅ローン借入に際してのチェックリストイメージ」によると、35%以内に収めたほうが良いと明記されています。

そのため上限は35%とし、それ以下の数値に抑えることが、無理のない返済に欠かせないポイントになると覚えておきましょう。

※年収400万円で返済負担率35%とすると、年間140万円(月々11.7万円)の返済となります。

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
住宅ローンを組む際には、物件価格だけではなく、金利や諸費用のことも考慮しなければなりません。もし具体的な諸費用の項目と費用の目安を知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

住宅ローン契約にかかる諸費用をチェックする

手取り別|月々10万円の住宅ローンは無理なく返せる?

住宅ローンの返済が「きつい」かどうかは、単に金額だけでなく「手取り収入とのバランス」で判断することが重要です。

また月々10万円という返済額は、手取りの30〜40%にあたる家庭も多く、無理のない生活設計が求められます。

ここでは、返済負担の目安や実際の家計バランスを解説していきます。

手取り30万円|月々10万円は「許容範囲」だが貯蓄意識が重要

手取り30万円の家庭であれば、月10万円の住宅ローンは返済可能な水準です。

住宅金融支援機構・国土交通省などが推奨する「返済負担率」は、年収ベースで35%未満が目安です。それを踏まえ、手取り30万円の人が月10万円返済すると考えると、返済負担率は許容範囲だと言えるでしょう。

また、月々10万円の返済を考慮した家計の予算配分を以下に整理しました。

  • 住宅ローン|10万円
  • 生活費|12万円
  • 貯蓄・予備費|5万円
  • 保険・教育費・交際費など|3万円

この生活水準で問題ないという方は、手取り30万円でも月々10万円を計画的に返済可能です。

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
手取り30万円は平均的な都市部のサラリーマンに多い層ですが、今は大丈夫でも「将来の子育て費用や教育費」「車の買い替え」「家の修理」などが出る場合もあることから、毎月1〜2万円でも貯蓄を続けることが重要です。

手取り25万円|月10万円の返済は「家計を圧迫する危険水準」

手取り25万円の家庭で月々10万円の住宅ローンを組むのは、許容範囲に収まりますが、家計を圧迫しやすく、生活費や貯蓄に大きな制約が生じるリスクがある点に注意が必要です。

手取り25万円に対して月10万円を返済する場合、返済比率は35%程度(年収ベース)となり、住宅金融支援機構・国土交通省が推奨する「35%以内」という基準に何とか収まるでしょう。

ただし、年収400万円未満の方の場合、返済負担の基準は30%以内でないと通らないことが多いです。

許容範囲のギリギリであるため審査に落ちてしまう、もしくは審査に通っても生活費を削る必要が出てきやすい、貯蓄が難しくなることに注意が必要です。

  • 住宅ローン|10万円
  • 生活費|10万円
  • 貯蓄・予備費|2万円
  • 保険・教育費・交際費など|3万円

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
年収や手取りから見て、月10万円のローン返済が家計に占める割合が大きいと、教育費・老後資金の積み立てまで手が回らなくなるかもしれません。生活の質を下げないためにも、返済額は手取りの3割以下に抑えるのが理想です。

世帯年収別|住宅ローン月々10万円における借入可能額は?

前述した手取りと返済負担率との関係を知ることはもちろん、住宅ローンの月々返済額が10万円という条件だと、実際にどれくらいの借り入れが可能なのかを把握することも重要です。

参考に「世帯年収」「返済期間」「金利」などの要素を組み合わせて、以下の条件で年収400~600万円におけるシミュレーションをまとめました。

【シミュレーションの条件】
・金利|1%(変動しないものとする)
・返済期間|35年
・返済方法|元利均等返済
・ボーナス払い|なし

※当シミュレーションでは住宅金融普及協会の「返済負担率の計算」を使用しています。

世帯年収400万円|購入額(金利込み)は最大3,500万円以内がおすすめ

世帯年収400万円で月々10万円を住宅ローンにあてる場合、借入可能な最大金額は約3,500万円です。

借入希望額
(金利込み)
返済負担率月々の返済額(目安)
2,500万円21.2%7.1万円
3,000万円25.4%8.5万円
3,500万円29.6%9.9万円
4,000万円33.8%11.3万円
月々の返済額は「年収×返済負担率÷12ヶ月」で計算

なお、物件購入時にかかる諸費用は、全体価格の5~10%程度だと言われています。

そのため、物件価格(土地・建物)は金利込みで、3,000万円程度を目安にするのが良いかもしれません。

世帯年収500万円|年収400万円と同じく最大3,500万円以内がおすすめ

月々の返済額と金利が同じであれば、前述した年収400万円でも、今回の年収500万円でも、借入希望額は3,500万円になります。

借入希望額
(金利込み)
返済負担率月々の返済額(目安)
3,000万円20.3%8.5万円
3,500万円23.7%9.9万円
4,000万円27.1%11.3万円
月々の返済額は「年収×返済負担率÷12ヶ月」で計算

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
「もう少し費用を捻出できそうだ」
と感じた方は、返済負担率をチェックしながら無理のない計画を立てたうえで住宅ローンを組みましょう。

\自分の年収における詳しい借入可能額を知りたいなら/

そのほかの相談先も含めてチェックしたい方はこちら
年収300万円で住宅ローンを組みたい人はこちら

住宅ローンが月々10万円でも無理なく返済できる対策

自分の購入したい物件が高額であり、月々10万円の返済に収まらないとお悩みではないでしょうか。また、すでに物件を購入しており、月々10万円の返済が厳しい・きついと感じている人もいるはずです。

そこで本項では、借入前後にできる対策を紹介します。

【借入前の対策】頭金を多めに支払う

住宅ローンの返済負担を軽くしたいなら、借入前に「頭金を多めに用意すること」が有効です。

以下に頭金を多めに支払うメリットをまとめました。

  • 借入額が減るため、月々の返済額を抑えられる
  • 総返済額(利息含む)が軽減される
  • 審査の印象が良くなり、低金利のプランを選べる可能性が高まる
  • 団体信用生命保険の加入条件を満たしやすくなる

やや高額な物件を購入する予定でも、頭金を多めに入れることができれば、月々の住宅ローンを10万円以内に抑えることも可能です。

少しでも返済を軽くしたいなら「貯蓄をしたうえで購入する」「家族から資金援助を受ける(贈与税の課税条件に注意)」など、頭金を多く準備する戦略を立てておくとよいでしょう。

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
頭金ゼロでもローンは組めますが、組めると返せるは別問題です。頭金の支払額分には金利がかからないため、少しでも多く用意して、月々の返済を抑えていきましょう。

【借入前の対策】借入期間を延ばす

住宅ローンの月々返済額を抑えるために有効なのが「借入期間を長く設定する」ことです。

これまで住宅ローンは35年が最大だと言われていましたが、近年では次のような銀行などで50年ローンなども登場しています。

金融機関名変動金利固定金利
楽天銀行年1.351~1.671%年2.410%~年2.730%
(10年の場合)
auじぶん銀行年0.784%~
+年0.10%
年1.495%~
+年0.10%
(10年の場合)
住信SBIネット銀行年0.698%~
+年0.15%
年2.389%~
+年0.15%
(10年の場合)
※2025年5月時点

借入額が同じで借入期間だけ長くなれば、毎月の返済額を抑えやすくなるのがメリットです。

ただし、次のような注意点があります。

  • 長く返済する分、支払う利息総額が増加する
  • 定年退職後までローンが残る場合、老後の資金計画に影響する
  • 金利タイプによっては後半で返済額が上昇するリスクもある

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
50年ローンの利用に不安を感じている方は、以下の記事もチェックしてみてください。

50年ローンがやばいか気になる人はこちら

【借入後の対策】家計を見直す

借入後に生活が一変し、月々10万円の住宅ローン返済が厳しくなったという場合には、一度、家計を見直すことが重要です。

たとえば、次の固定費や無駄な支出はすぐに削減できるかもしれません。

  • 通信費(格安SIM、インターネット契約の見直し)
  • 保険料(不要な特約、過剰な加入の精査)
  • サブスク(使っていない動画・音楽配信サービス)
  • 外食・コンビニなどの食費
  • 車関連費(自動車保険・駐車場・ガソリン)

家計の見直しにより、毎月1〜2万円以上の節約につながることもあります。

特に「固定費」の見直しは、一度の対応で継続的に支出を減らせる効果があるため、早めの対応が肝心です。

【借入後の対策】借り換えを検討する

月々10万円の住宅ローン返済が「きつい」と感じた場合には、住宅ローンの借り換えで毎月の返済額を軽減できる可能性があります。

【住宅ローンの借り換えとは?】
現在の住宅ローンを、ほかの金融機関のローンで組み直し、より低金利・好条件のローンに切り替えることです。

金利が下がるだけで月々の返済額が小さくなるため、定期的に住宅ローン商品の比較をおこなうと良いでしょう。

また借り換え条件に当てはまる場合は、月々の返済を1万円以上抑えられることもあり、長期的には100万円以上の利息削減にもつながります。

【住宅ローンの相談室|担当者コメント】
借り換えを検討する際には、住宅金融支援機構が提供している「借換えシミュレーション」を利用するのが便利です。2種類の住宅ローンを比較できます。

住宅ローンの選び方を知りたい方はこちらもチェック

月々10万円の住宅ローンのよくある質問【FAQ】

手取り25万円で月10万円のローンは危険ですか?

一般的には「家計を圧迫する水準」であり、将来的な支出に対応できなくなるリスクがあります。月々10万円の返済になる高額な物件を避けるか、50年ローンといった長期ローンを組んで対策すると良いかもしれません。

35年ローンで月々10万円の返済にすると、総支払額はどのくらいですか?

条件によりますが、月々10万円が金利込みの場合は、約4,000万円前後となります(10万円/月×12ヶ月×35年)。ただし月10万円が妥当なのかは年収や返済負担率で変化するため、事前シミュレーションが重要です。

共働きでも月々10万円の住宅ローン返済は余裕があるとは限りませんか?

共働きで2つの収入があったとしても「子どもの出産・育児でどちらかの収入が減る」「教育費・医療費・介護費などの固定費が増える」「一時的な失業や転職など、収入が不安定化する」といったリスクがあるため、もしもの場合に備えた返済計画を立てることが重要です。

月々8万円の住宅ローンでも「きつい」と感じる人はいますか?

「月8万円でも家計が苦しい」と感じている人も大勢います。たとえば手取り20万〜22万円の世帯だと、月々8万円における負担率が35~40%になります。生活費・固定費を圧迫されやすいため、無理なく支払い続けられるかをシミュレーションしておくことが重要です。

月々10万円の住宅ローンを後悔しないために|住宅ローンの相談室

月々10万円の住宅ローンは、決して無理な金額ではありません。

しかし「自分に合った借入額」「将来のライフプランに適した返済計画」でなければ、後悔や返済困難に陥る可能性もあります。

もし自身の年収に対して「いくらの物件を購入できるのか」「月々の返済にできるのか」を知りたい方は、住宅ローンの相談室の無料相談・無料シミュレーションをご利用ください。

資金計画の提案はもちろん、物件選定、金融機関のご紹介まで無料サポートしていますので、まずは住宅ローンのお悩みをお聞かせください。

住宅ローンの相談室の相談事例をチェックする
住宅ローンの相談室の相談の流れをチェックする

専門コンサルタントイメージ図
専門コンサルタントに
相談してみましょう!
LINEお問い合わせ 0120-705-054
×

    残り7

    物件をお探しの地域は?

    ご年齢はいくつになりますか?

    現在までに住宅ローン審査を申込まれたことは?

    勤続年数は?

    現在、車やリボ払いのショッピング、キャッシングなどの借入れは?

    同居している家族構成は?

    自分はブラックリストに載っているのではないか?と心配である